2006年01月25日

削ぎ落としたかたち

*Alberto Giacometti 1901-1966 (彫刻家)
Luftig 412.jpg

先日常連のお客さんからジャコメッティーの1996年にロンドンで行なわれた、展覧会カタログを借りました。
無駄なものをすべて削ぎ落とした美しさ。
作っては壊し、壊しては不壊の立体を彫り出そうとする終わりのないテーマのようです。

新聞でこんな記事を読みました。
今から70年前に、チャップリンとジャン・コクトーが偶然同じ船に乗り合わせて、意気投合して神戸港に着いた。
チャップリンは映画を撮り終えると「樹を揺さぶって果実を落としておく」いらない場面を容赦なく切り捨てると言うことのようです。
コクトーは「省略されたものの美しさを、犠牲の蜜が流れている」と表現したようです。
犠牲になった蜜が甘ければ甘いほど、美しいものが残ると言うようなことだと思います。

僕らは、いろいろなものを同時にいくつも持ちたがり、どれも捨てらず何も表せないで忘れていってしまう。
意思を持っていらないものを排除し、かたちを残すすばらしさ。
さぁ、ささいなことでもこれから何ができるだろう。


posted by ルフ店主 at 18:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。